めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月影
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ 砕けてものを 思ふころかな
うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
